HOME » OリングとWD-40:成分・材質適合と組立潤滑の確認

OリングとWD-40:成分・材質適合と組立潤滑の確認

すべてのOリングとWD-40製品に共通する可否はありません。製品の処方、ゴムの配合と接触条件を確認します。多用途製品とSpecialistシリコーン潤滑剤は別製品であり、一般的なゴムへの適合説明だけでは装着したすべてのシールを検証できません。

公式資料が分けている条件

確認したイタリアの多用途製品技術資料は、各種ゴムへの噴霧で目立つ変化がないことと、一部のゴムは長期浸漬で膨潤し得ることを区別しています。

これは全シールが直ちに壊れるという意味でも、接触後の密封を保証する意味でもありません。「NBRは必ず24時間で10%以上膨らむ」とするには配合、温度と試験方法が必要です。実際に使用する地域と製品の資料を確認します。

成分は製品ごとに確認

参照した多用途製品の資料はシリコーンを含まないと説明しています。一方、Specialistシリコーンの資料はゴムやシールを用途として挙げています。

同じブランドでも処方は同じとは限りません。成分情報は正確な製品名と現地のSDSで確認し、他地域の組成範囲をそのまま転記しないでください。SDSの成分情報だけでシールの寿命まで予測できるわけではありません。

シリコーングリースやフッ素系潤滑剤も、すべてのOリングに無条件で適合しません。NSF H2は一般的な食品接触許可ではありません。

材質名から実際の配合へ

NBR、EPDM、FKMとVMQは材料の系列で、複数の配合があります。色や大まかな硬さだけで判断せず、部品番号、図面やメーカーの指定を確認します。

接触によって体積、硬さと機械的性質が変わる場合があります。すぐ膨らまなかったことは、長期変化がない証拠にはなりません。

圧縮永久ひずみは所定の試験後に残る変形を評価する性質です。溝に取り付ける際の意図した弾性圧縮と同じ意味ではありません。

短時間の噴霧と長期浸漬

時間、温度、濃度と使用流体で条件が変わります。短い接触後に指定の清掃を行う場合と、数週間浸漬する場合を同一視しません。

試験片での比較は役立ちますが、圧力、運動や熱サイクルのある組立状態の検証を置き換えません。同じ材料系列の二つの配合も、無条件に交換可能ではありません。

組立用潤滑剤の選び方

  1. シールの配合と寸法を特定します。
  2. 流体、温度、圧力と運動を定義します。
  3. 組立手順の製品と塗布量を確認します。
  4. 添加剤を含む処方全体の適合を確認します。
  5. 残留物と周囲の表面への影響も評価します。

Trelleborgの一般取付け説明は流体とエラストマーの適合確認を求め、密封する流体を潤滑に利用する可能性にも触れています。任意の工程流体をすべてのシールに使えるという指示ではありません。

すでに使った場合と交換時期

製品、時間と条件を記録し、保守指示に従って清掃と再使用を判断します。石けんやアルコールも万能な清掃剤ではありません。

膨潤、粘つき、ひびと変形は評価し、必要なら適合品へ交換します。元の大きさに戻っても性質が完全に回復したとは限りません。意図的に膨らませて溝の隙間を埋める方法は、適切な寸法設計の代わりになりません。

Oリングの耐用年数は温度、流体、圧力、運動と保管履歴に左右されます。製品名だけから共通の年数を決めず、設備の点検・交換条件を使います。

漏れの原因を分ける

はみ出し、切傷や変形は隙間、圧力、溝と組立から生じる場合もあります。導波管フランジではシールが水やガスを止め、別の面がRF接触を担うことがあります。スプレーで電気的接続まで修復できるとは限りません。

出典はWD-40イタリア公式技術資料の多用途製品とSpecialistシリコーン、およびTrelleborg Oリング資料の2024年6月版カタログ48ページです。

latest news
Scroll to Top
Blank Form (#3)