同軸アッテネータは帯域、基準インピーダンス、減衰量、電力と接続から選びます。許容平均電力はピーク上限の代わりになりません。10 W CWの表示だけで、平均が同じ全パルスに耐えるとは判断できません。
1. 必要な出力を計算する
整合した減衰器ではA = 10 log10(Pin/Pout)です。他の損失を除けば、出力dBmは入力dBmから減衰量dBを引いた値です。
+30 dBmは1 Wです。20 dB減衰後の理想出力は+10 dBm、つまり10 mWで、整合した抵抗性モデルでは残り990 mWが主に熱になります。
入力の不確かさ、減衰公差、温度と周波数による変化を含めます。測定器保護では最大入力を機器の上限と比較し、ピークとDC電圧も確認します。
2. 全周波数を確認する
運用帯域の全体で減衰と反射を確認します。3 GHzまで指定された製品は、端子が接続できても5.8 GHzで保証されません。
DCという帯域表記は低周波まで伝送特性に含むという意味で、直流を遮断する証拠ではありません。給電を伴う経路では許容電圧と電流を別に確認します。
公称値、正確さと平坦度は異なります。ほぼ平坦な曲線でも、公称値から一定のずれを持つ場合があります。
3. 入力、消費とピークを分ける
整合モデルではPdiss ≈ Pin(1−10−A/10)です。入力10 Wなら、3 dBの製品は約4.99 W、20 dBは約9.90 Wを消費します。
定格が消費電力ではなく許容入力電力を示す場合があります。製造者の定義、温度による低減と冷却条件を使用し、計算だけで定格を上書きしません。
矩形パルスの平均電力はピーク電力×デューティ比です。それでもパルス幅、繰返し、エネルギーとピーク電圧が必要です。高電力品では方向や端口別の許容入力が異なる場合もあります。
4. インピーダンスと端子
経路に合わせて50または75 Ωを選びます。普通の50 Ω減衰器は端子を変えただけでは50/75 Ω変換器になりません。
SMAなどの名前に加え、接点、締結構造と帯域を確認します。機械的接続は整合や許容電力の証明ではありません。重い部品は支持し、分析器端口へ荷重を集中させないようにします。
5. 反射と測定の不確かさ
VSWR 1.5は適切な基準条件で|Γ| = 0.2、反射電力4%に相当します。両端口と全帯域について要求を確認します。
整合した減衰器は負荷反射の影響を小さくできますが、自身の反射は残ります。経路全体を自動で完全整合にはしません。
VNAでは校正面、測定レベルとダイナミックレンジが重要です。小信号試験は定格電力での発熱と特性を確認するものではありません。
仕様比較
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 減衰 | 公称値、公差と周波数変化。 |
| 電力 | 平均入力、ピーク、パルスと温度。 |
| 整合 | 基準と両端口の反射。 |
| 設置 | 端子、方向、冷却と支持。 |
| 測定 | 校正と必要な不確かさ。 |
ブランドや価格だけではこの比較を代替できません。減衰器の原理は抵抗性回路を説明しています。選んだモデルの制限は、その製品資料に照らして確認します。