導波管のガスケットは、接合部の役割、流体、温度、圧力と溝形状から選びます。全用途に最適な一材料はありません。同じフランジ内でも、気体や水を止める機能とRF電気接触は別です。
シールが担う機能を定義する
通常のエラストマーリングがRF開口の外で気密を保ち、別の金属面が電気接触を担う構成があります。導電性ガスケットは別の目的で使われ、気体用シールを必ず代替するわけではありません。
電磁界が通る窓も別部品です。窓には誘電特性、厚さ、損失と反射が重要になります。溝内リングの材料選択を窓へそのまま適用しないでください。
材料の系列名だけで選ばない
NBR、EPDM、FKMなどは材料系列です。配合、充填材、硬さと加工が特性を変えるため、色だけでは正確なコンパウンドを識別できません。
Trelleborgはエラストマー、PTFEや金属のシール製品を区別しています。選択肢があることは、どれも全導波管に適することではなく、用途に応じた選定が必要なことを示します。
ガス、水分、洗浄剤と潤滑剤への適合を対象配合の資料で確認します。一つの薬品への耐性は、別温度の混合液への耐性を証明しません。
導電性ガスケットと表面処理
導電性充填材や金属構造は電気接触とシールドに用いられます。接触圧、相手面のめっき、腐食と繰返し性を確認します。
銀めっきEPDMという名前だけでは、18~110 GHzで損失0.05 dB未満を保証できません。ある治具でのシールド性能は、導波管接合部全体の挿入損失と同じ測定量ではありません。
任意の導電性または誘電性シートを開口内に入れないでください。断面と場の分布が変わる場合があります。
溝寸法と圧縮
リング寸法、溝の幅と深さ、充填率、隙間と公差を一つの設計として扱います。組立時の弾性的な圧縮と、長時間荷重後の圧縮永久ひずみは異なります。
線径2.0 mm、有効深さ1.6 mmという単純な幾何例では、圧縮率は(2.0−1.6)/2.0 = 20%です。定義を示す例であり、全接続の推奨率ではありません。
公差、熱変化と組立条件を含めます。過大な締付けで間違ったリングや溝寸法を補正することはできません。
圧力、温度と真空
差圧、サイクルと温度から試験を決めます。同じ材料でも形状が違えば許容条件が変わり得ます。WR-90という情報だけで7~12 N·mを共通指定しません。
真空用途では、透過、ガス放出と汚染を案件の要求で追加評価します。防水シールは自動的に要求された真空漏れ量を満たすものではありません。
温度変化で圧力が変わっただけの場合もあるため、圧力低下をすべて漏れと断定しません。感度に適した方法、保持時間と合否値を定めます。
RFと気密を別に確認
| 役割 | 確認 |
|---|---|
| 気体のシール | 規定の漏れ量や圧力試験。 |
| RF接合 | 帯域全体の反射と伝送。 |
| 電磁シールド | 合意した方法と周波数。 |
| 寿命 | 環境、サイクル、状態と交換基準。 |
VNAは漏れ検出器ではありません。良いRF測定値一つでは気密を、良い気密一つではRFを保証しません。
発注と交換
品番、配合、寸法、保管期限、環境、相手面と作業手順を指定します。5000時間ごとの交換は共通規則ではなく、機種の説明、使用履歴と分解時の検査に基づきます。
TrelleborgのOリング資料と導波管フランジの情報を組み合わせ、選んだシールを実際の組立状態で確認してください。