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ホーンアンテナの選び方|帯域・利得など7つの確認

ホーンアンテナは帯域、開口、パターン、偏波、整合、電力と実装の七項目で選びます。直接放射する用途、反射鏡のフィード、測定基準では必要条件が異なります。まず使用目的と合否を定義してください。

1.実際の帯域と給電インターフェース

最低・最高周波数と信号の瞬時帯域を指定します。すべてのホーンが8~40 GHzに対応するわけではなく、導波管、変換器と開口構造を含めて確認します。

同軸ならコネクターと基準インピーダンス、導波管なら内部寸法・モード・フランジが必要です。WR-90の一般的な帯域は8.2~12.4 GHzで、WR-15の50~75 GHzをそのまま77 GHzまで保証として延長できません。

2.開口と寸法

開口の近似はG ≈ 4πηA/λ²です。Aは物理面積、ηは開口効率です。10 GHzで0.10 × 0.08 m²、η = 0.60と仮定すると約18.3 dBiです。特定製品の測定値ではありません。

同じ周波数で有効開口を増すと一般に指向性が高まりますが、短すぎるホーンでは開口位相の誤差が影響します。全品に共通する長さ対波長1:1.5や、24 GHzなら開口30 mmという規則はありません。

3.ビーム幅とサイドローブ

主な二つの面のパターンを帯域全体で比べます。狭いビームは瞬間的なカバーを狭くし、安定した指向が必要になる場合があります。

ビーム幅、指向誤差とシステムの分解能は別の量です。反射鏡フィードでは照明、スピルオーバーと位相中心を確認し、ホーン単独の最大利得だけで選びません。

4.偏波

直線・円偏波、向き、回転方向と必要な品質を明確にします。円形の開口だから円偏波とは限りません。給電構造が重要です。

必要に応じて同偏波・交差偏波パターンや軸比を求めます。理想的な直線偏波同士が45°ずれると電力係数はcos²45° = 0.5で、約3.01 dBの偏波不整合損失になります。

5.整合と損失の定義

VSWR 1.5なら|Γ| = 0.2、反射電力は4%です。残る96%がすべて放射される意味ではありません。導体・誘電体損失は別に評価します。

仕様の数値が指向性、利得または実現利得のどれかを確認します。同じケーブルや反射の損失を二重に引くと予算を誤ります。

6.電力と環境

平均・ピーク、パルス幅と繰り返し、温度、圧力と負荷反射を指定します。材料と肉厚だけで100 Wや500 Wの限界を決められません。

IP67は所定の侵入保護条件であり、RF高電力、腐食や振動を一括保証しません。レドームの材質・厚さと濡れた状態も必要に応じて検証します。

7.測定と実装

VNAは主に整合を確認する道具で、それだけでは利得とパターンは分かりません。大きな開口では遠方界の目安の一つR ≳ 2D²/λに加え、試験場と不確かさを考慮します。

D = 0.60 m、12 GHzなら約28.8 mです。全品を10波長で測ればよいとは限りません。近傍界法では変換とプローブ補正が必要です。

資料 必要な情報
図面 寸法、質量、固定と接続。
RFデータ 整合、利得、パターンと偏波。
条件 電力、環境と組立。
測定 基準、方法と不確かさ。

標準ゲインホーンも正確な基準値が必要なら校正条件を確認します。シミュレーションは選定に有用ですが実機検証のすべてを代替しません。ホーンの基礎と電磁界領域を参照してください。

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